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[富山地方鉄道]16010形


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この車両について

【西武鉄道5000系】

西武5000系は、1969年の西武秩父線開業にあわせて新設される秩父方面への観光特急用として登場した。愛称はレッドアロー。登場当初は4両編成だったが、後年中間車の増備が行われ全編成が6両編成となった。
登場後はちちぶ号などの池袋・秩父線特急で主に使用されたが、1994年から機器を新型特急車10000系に供出して廃車が進み、1995年までに全車が廃車された。

【富山地方鉄道16010形】

富山地方鉄道16010形は、1995年に西武5000系の車体3両×2編成分と一部の機器を譲り受けたもの。西武時代の主要機器は10000系の新製に伴って流用されたため、JR他大手他社からの流用品で賄っている。
西武時代、先頭車は電動機なしの制御車であったが、地鉄入線に伴って片側の先頭車を電装し2M1Tの3両編成として竣工した。
富山地方鉄道でのデビュー後は特急列車を中心に普通列車でも運用されたが、乗客の減少とともに3両編成の16010形は徐々にその輸送力を持て余すようになり、2005年から基本編成を2両とする改造を受けた。
その結果として先頭車は両側共に制御電動車となり、付随車となった中間車を抜き差しすることで輸送力の変化に対応することとなった。しかしながら付随車の増解結の煩雑さがネックとなって3両編成での運用機会は激減した。
その後2両の付随車は運用を離脱し、一時期2両編成での運用のみとなっていたが、2011年に16013編成が付随車込みの3両編成で観光列車”アルプスエキスプレス”化の改造を受け、再デビューを果たした。一方、16011編成側の付随車は運用復帰することなく2016年に廃車となった。
以後3両編成の16013編成は主に本線・立山線の特急列車で、2両編成の16011編成は2連の一般車と共通で主に普通列車で運用されている。

資料写真

側面真横<16011◇+16012>

撮影日:2019年11月2日

側面真横<16012+◇16011>

撮影日:2019年8月18日

前面

撮影日:2017年7月30日

床下真横(露出up)<16014+112+◇16013>

撮影日:2019年11月2日

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