この車両について
【広島電鉄 600形】
広島電鉄600形は、1948 (昭和23)年に汽車製造で生まれた西鉄北九州線500形をルーツに持つ、全長約13 m級の大型ボギー車です。1977 年、千田車庫火災による車両不足を埋めるため3両が広島へ譲渡され、600形(601-603)に改番されました。以来およそ半世紀、市内線を走り続けています。
広島電鉄への移籍に際して、北九州時代の前後折戸扉スタイルから、前中引戸扉のワンマン仕様となりました。また、車体前後を絞り込み、正面中央窓を固定化するなど大掛かりな工事が行われています。
事故廃車になった601を除いた2両が1984 年に三菱電機CU-77Aによる冷房改造が行われましたが、これによる自重増に対応するためか、大阪市電から譲り受けた台車への換装が行われています。
更に602号については、2023年にZパンタグラフがシングルアームパンタグラフに換装されています。
運用について
2025年現在、602号のみが残り、平日の朝ラッシュ時の6・8号線で運行されています。
型式写真
- (2021年1月)
- (2021年1月)
各部資料写真
前面
- (2021年1月)
- (2021年1月)
側面
- (2021年1月)