この車両について
【80系特急型気動車 キロ80-60 (美濃太田の保存車)】
キロ80は、国鉄特急型気動車キハ80系に属する“グリーン車”です。
キロ80-60は1965年、和歌山機関区に〈くろしお〉用として新製配置され、紀勢本線で活躍を始めました。
1978年の紀勢本線新宮以西電化により名古屋機関区に転出、以後は〈ひだ〉〈南紀〉などで活躍を続けました。
JR東海に承継後、キハ85の投入により1992年までに定期特急から撤退、1995年までに臨時運用からも退きました。
その後、保存目的としてキハ82/80と共に4両編成を組めるだけの車両が残され、美濃太田車両区にて保管されていました。
その後キハ82-73のみは整備の上リニア・鉄道館に移設されましたが、キハ80-60を含む3両は2013年3月までに西浜松に陸送、その後同年中に解体されてしまいました。