この車両について
【都営バス BU04V(板橋交通公園の保存車)】
板橋交通公園で40年弱保存されていた、いすゞのモノコックバスBU04Vです。
1975(昭和50)年に東京都交通局へ導入され、当時の大塚営業所に在籍した個体です。
現役引退は1987年ごろとされ、のちに板橋交通公園へ搬入。園内では都電7500形7508号と並んで展示され、車内に入れる開放時間も設けられていました。
車内には現役当時を偲ばせる木床・前向き座席が残り、外観は“ナックルライン”、80年代以降の都バス標準色そのままで展示されていました。
2025年6月をもって展示が終了し、2025年10月より解体が開始されたそうです。
各部資料写真
すべて2024年8月撮影
前面
前面窓は樹脂製に交換され、行先窓は木で塞がれています。
ヘッドライトは、一時期公式側の2灯が破損していたようですが、非対称で不細工と思ったのか非公式の一灯を移設し、左右ともに1灯ずつという形に改められています。
幕周り
側面
除籍後特に塗り直されていないようで、局番はそのまま残されていました。
側引き戸部分
当然のようにツーステップですが、この頃の都営バスはまだ四つ折り戸ではなく引き戸でした。
背面
こちらも公式側の灯具が欠落していました。
車内
車内は比較的綺麗に保たれていました。
車掌台だった箇所にはこども図書館が設置されていました。
































