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[阪神電鉄]8000系

阪神8000系 8523F

8523F 8502号車(2025年6月)

この車両について

【阪神電鉄8000系】

阪神8000系は、1984年に登場した阪神電鉄の通勤形電車で、主に阪神本線・神戸高速線・山陽電鉄本線の優等列車で運用されています。

10年あまりに渡って製造されたため、製造途中のマイナーチェンジが多くみられ、「タイプI」~「タイプⅣ」の4形態に分類されます。

1984年に製造された最初の「タイプI」は旧来の丸みを帯びた3面折妻に二段窓、1985年以降の「タイプII〜IV」は“額縁”風のシャープな前面と一段下降窓へとモデルチェンジしました。

1995年の阪神・淡路大震災は、この形式にも深い爪痕を残し、半数の編成が被災、15両もの廃車が生じました。
被災で失われた車両の代替新造や編成組み換えが行われ、その結果“同じ編成なのに前後で顔が違う”という有名な8523Fを始めとして、タイプ混在の編成が複数生まれています。

2000年代にリニューアル工事が行われ、初期の施工車では中間車の一部をクロスシート化し、9300系に歩調を合わせた落ち着いた内装へと変化しました。
初期のリニューアル車では6両編成のうち4両がクロスシートでしたが、その後は混雑実態に合わせて配分を見直し、中期から中間2両のみクロス、後期では全車ロングへと更新メニューも変化していきました。

タイプによる形態差異

タイプによる形態差異の一部を以下表に示します。

タイプ 編成番号 登場年 台車(M車/T車) 側面窓 冷房装置 特徴
8201 1984(昭和54)年 FS-390A/FS-090A 2段窓 MAU-13(※2) 従来赤胴車の流れを汲むスタイル
8211-8215 1985(昭和60)年 FS-525/FS-025 独立1段窓 MAU-13(※2) 車体をフルモデルチェンジ
8217-8231 1986(昭和61)年 FS-525/FS-025(※1) 独立1段窓 CU-198 冷房の変更により屋根が51mm高く
8233-8249 1990(平成2)年 FS-525/FS-025 連窓 CU-198 側面窓が連窓に

(※1) 8217・8218・8219・8220のみ、3901形から流用されたFS-090台車を履いている。
(※2) 先頭車乗務員室用の冷房装置として、先頭車にCU-10Hを1基搭載。
タイプⅡは新製時より取り付け、タイプⅠは後年の改造により交換。

 

各部資料写真

前面(神戸・姫路方)

側面(海側)

8219F(全車タイプⅢ)

撮影日:2020年10月

両先頭車は3901形から流用されたFS-090台車を履いている。

8229F(全車タイプⅢ)

撮影日:2020年10月

8231F(全車タイプⅢ・LED/オールロングリニューアル車)

撮影日:2020年10月

8241F(全車タイプⅣ)

撮影日:2020年10月

形式写真(海側/梅田方)

8213F(タイプⅡ+タイプⅢ混成)

撮影日:2025年9月

←神戸・姫路方 梅田方→

8215F(全車タイプⅡ)

撮影日:2025年9月

←神戸・姫路方 梅田方→

8239F(全車タイプⅣ・優勝ラッピングトレイン2025)

撮影日:2025年9月

←神戸・姫路方 梅田方→

8241F(全車タイプⅣ)

撮影日:2025年9月

←神戸・姫路方 梅田方→

8245F(全車タイプⅣ・小糸LED前照灯)

撮影日:2025年9月

←神戸・姫路方 梅田方→

形式写真(山側/梅田方)

8213F(タイプⅡ+タイプⅢ混成)

撮影日:2025年9月

←梅田方 神戸・姫路方→

8523F(タイプⅠ+タイプⅢ混成)

撮影日:2025年9月

←梅田方 神戸・姫路方→

8235F(タイプⅣ統一)

撮影日:2025年9月

←梅田方 神戸・姫路方→

形式写真(山側/神戸・姫路方)

8215F(タイプⅡ統一)

撮影日:2025年9月

←梅田方 神戸・姫路方→

8523F(タイプⅠ+タイプⅢ混成)

撮影日:2025年9月

←梅田方 神戸・姫路方→

8229F(タイプⅢ統一)

撮影日:2025年9月

←梅田方 神戸・姫路方→

8243F(タイプⅣ統一)

撮影日:2025年9月

←梅田方 神戸・姫路方→

8245F(タイプⅣ統一・小糸LED)

撮影日:2025年9月

←梅田方 神戸・姫路方→

 

屋根上

8213F(タイプⅡ+タイプⅢ混成)

撮影日:2025年5月

その他の写真は別ページへ。

8523F(タイプⅠ+タイプⅢ混成)

撮影日:2025年5月

その他の写真は別ページへ。

8249F(全車タイプⅣ)

撮影日:2025年5月

その他の写真は別ページへ。

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