この車両について
【仙石線103系 RT-235編成】
仙石線の103系は、1979年から運用されています。
RT-235編成は、初期に投入された非冷房車両を置き換えるために1990年(平成2年)6月に転入した更新車です。
この更新車には、仙石線特有の仕様が盛り込まれています。
・前面窓が2枚化。
・運番幕を種別幕に変更。(末期は”仙石線”固定。非点灯。)
・客用ドアを211系タイプに交換。
・側面窓を上段下降・下段固定のユニットサッシに変更。
・扇風機の撤去(1999年頃)
その後2004年までに205系3100番台の投入により一旦103系は全編成運用を離脱しましたが、2007年に多賀城駅の高架化に伴う運用増により、このRT-235編成のみ復活しました。
この際、205系と仕様を合わせるため、更に下記の改造を施されています。
・クハ103-235に大型トイレを設置。
・パンタグラフをシングルアームパンタグラフに交換。
復活後は、主に平日朝ラッシュの小鶴新田⇒仙台・あおば通⇒東塩釜⇒仙台・あおば通⇒小鶴新田の固定運用に充当されましたが、2009年に中原区から205系が1編成転入したことに伴い、廃車になりました。
編成写真
各部資料写真
いずれも2009年3月撮影。
車内
車内細部
クハ103-235 トイレ部分
運転台
側面ドア
側面窓サッシ
転落防止幌